2019年 フーコック 1日目 ④両替・お土産・夕食編
2019年3月7日(木)
日本:雨/ベトナム:快晴
さて、お待ちかねの夕食! その前に日本円をベトナムドンに両替しないといけません。
というのも、日本国内での両替はレートがあまりよくないので、必要最低限(1万円分)しか両替してこなかったのです。現地で使う大半のお金は、現地で両替しようという作戦。
オットの選んだお店は、フーコックで日本人が経営するお土産屋さん「KING MART」。事前に調べてくれたところ、ナイトマーケットにいくつか店舗があり、レートもかなりいいとのこと。
そのうちのひとつ、555 KING MARTに行くことにしました。ダウンジャケットからノースリーブに着替え、スノーブーツからビーチサンダルに履き替え、しばしおさんぽ。
しかし555 KING MARTがなかなか見つからない! 公式と思しきサイトで住所を確認して、Googleマップにコピペしたにもかかわらず、です。
Googleマップ先生が示すところは民家のひとつ。「ナイトマーケットから続く道を、川沿いにずんずん進め」と言っています。たしかにナイトマーケットから続く道ですが、いきなり街灯がなくなり、暗くて細い道。
家の前でくつろいでいる地元の方々にはじーっと見られるし、民家のワンちゃんたちには盛大に吠えられるし、どう考えても私たちは異邦人。
ここはおそらく住宅街です(いや絶対に)。住んでいる方々のご迷惑になりますし、入っていくのはやめましょう。会話は交わしませんでしたが、なんとなく不穏な空気を感じました。もしかしたら、私たちのような観光客が迷い込んで、いつも嫌な思いをされているのかもしれません。ごめんなさい。。
ちょっとこわくなりながら引き返して、住宅街の入り口にあるカフェで検索しなおすことに。腹ペコの胃にしみわたるシントー(スムージー)のおいしさよ……。川に面していて、昼間はとても気持ちよさそう。ちょっと礒っぽいにおいがしたけど。
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HẺM coffee & tea
営業時間:24時間
住所:81c Đường Bạch Đằng, TT. Dương Đông, Phú Quốc, tỉnh Kiên Giang, ベトナム
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私たちが異邦人になった地図はこちら(ご参考まで)↓
(「555 KING MART」公式サイトより/2019年3月16日現在)
https://goo.gl/maps/HEtWaRL9fZ92
ナイトマーケットの中心部に戻って、昨年カシューナッツとコーヒーを買ったお店へ。ちゃっかりナッツを買うマルヨ。「お土産を買い始めたら、お金がなくなっちゃうよ!」と焦り始めるオット。
お店のお姉さんに「555 KING MART」の道を聞くと、なんとナイトマーケットの中にあるようです。お互いに片言の英語だったので再び徘徊。なんと思いがけないところに目的地が出現!
えぇー、ここだったの! よく見ていたのに、何度も通り過ぎていたよ……。
Googleマップには、住所のコピペをおすすめします。くれぐれも地図のリンクなどは使わぬよう……。
肝心の両替は、レジ係の男性がやってくれました。長い道のりだったよ……。
オーナーさんのブログにあるとおり、1円(JPY)=204ドン(VND)のレート。しかも、こちらが「日本円を両替してほしい」と英語で伝えると、片言の日本語でレートを教えてくれました。
どうもありがとう、お兄さん!そしてKING MART!
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555 KING MART(公式サイト)
https://555-king-mart.business.site/
営業時間:8:00〜23:00
住所:108 bạch đằng, phú quốc, Kien Giang Province, ベトナム
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KING MARTオーナー・山本ナオヤさんのサイト
【ベトナム最高両替レート保証】フーコックで外貨を両替したいならKING MARTへ
ようやく滞在費をゲットした私たち。せっかくなので、555 KING MARTでおみやげを物色。
国内出張でいつも肝に銘じているのが、おみやげは初日に買うことです。なにか見つけたときに「●●さんが喜びそう! でも買うのは別の日でもいいかな…」などと先延ばしにすると、手に入りにくくなるフシギ。いや、時間に余裕を持ちましょう、というハナシ? 出会う人とおみやげは一期一会、というのが持論です。
さて、555 KING MARTの品揃えですが、ベトナムの主なおみやげ品は、たいがい買うことができます。昨年あちこち(ハノイ、フーコック)で買ったおみやげが、すべてある! お値段の感覚は日本のコンビニくらいかな? 地元のお店のほうが少し安いですが、歩き回る手間や時間のロスを考えると、お得だと思います。
食品はインスタント麺、おつまみ、スナック菓子、チョコレート、コーヒー、お茶などなど。雑貨はバッチャン焼きの陶器、ココナッツボウル、衣類などなど。種類が豊富で、目移りしちゃいます。そしてチョイスのセンスがすばらしい!
買ったものにはすべて、ベトナム語と英語の両方が表記されていました。これ、けっこう大事。もらったおみやげの商品説明って、読みたいですよね。
そのほか、滞在中にうれしいビールやミネラルウォーター、ちょっとした日用品もあります。とくに日用品は、日本のコンビニ以上の品揃え。「洗顔料忘れた!」や「日焼け止め忘れた!」も、ここに来れば一挙解決。
私たちは虫刺されの薬を忘れた(!)ので、スタッフのお兄さんに見繕ってもらいました。英語が通じて助かりました。
でもそのお兄さん、そもそも虫刺されの薬をあまり使わないようです。ほかのスタッフさんに相談しながら探してくれています。ベトナムの方は、虫の嫌いなハーブをよく食べるおかげで、刺されることがあまりないのでしょうか?
いよいよ夕飯。腹ペコの体で目指すはヤギ肉料理屋「Quán Lẩu Dê Mum」!
ベトナムでは、ヤギを焼肉や鍋料理で食べるそうです。日々の仕事の現実逃避(失敬)でGoogleマップを見ながら、ベトナムに想いをはせていたオット。もちろん、フーコックのヤギ肉料理屋さんもリサーチ済み。
ナイトマーケットを出て、Googleマップを頼りに歩くこと約10分。「え、この通りを曲がるの?」という細い道沿いにあります。しかも大通りの角から見えるのは、コンクリートの高い壁だけ。さっきの「住宅街侵入事件」が脳裏をよぎる……。
おそるおそる角を曲がり、コンクリート沿いに進むと、入り口の看板には確かに「Quán Lẩu Dê Mum」と書かれています。半屋外の店内をのぞけば、地元のお客さんたちが3〜4組、鍋料理を食べています。えいっ! 入るぞ!
店員の若いお兄さんは、満面の笑みで接してくれました。でもたぶん、日本人の来店にビックリしたと思います……。そのくらいローカル度は高め。
まずはヤギのおっぱい肉とサイゴンスペシャル(ビール)を注文。ヤギ肉ビギナーのため、焼きスタイルを選びました。万が一口に合わなくても、焼肉だったら完食できるはず。
おっぱい肉は、オクラと一緒に赤いタレに浸かっています。焼くとサクサクした食感で、クセがほとんどありません。肉のつけ合わせには、別皿でハーブやきゅうり、パイナップル、バナナなどを出してくれます。この旅行では、野菜不足にならなさそうでうれしい……。
小皿に入った黄色っぽいタレは、日本にはない味ですが、とてもおいしかったです。見た目どおり辛くなくてミルキー。
ここでのベトナム語講座は「ヤギ=イェー(Dê)」、「ヤギのおっぱい肉=ヴー・イェー(Vú Dê)」。
でも、食べやすいと見聞きしたおっぱい肉だけじゃ、ヤギ肉を食べたことにならん! ということで、お次は生肉。
先ほどと同じく、別皿で大量のハーブやきゅうり、パイナップル、バナナたちがついてきます。このパイナップルとバナナ、熟していなくて、お肉との相性がとてもいい! オットはバナナがお気に入り。私はきゅうりがお気に入り、選択が無難すぎる。。。
こちらも黄色っぽいつけダレでいただきました。硬いけどおいしい! ラム肉とは違うケモノの匂いがしますが、クセはラム肉ほど強くありません。2口目から慣れました。おっぱい肉の浸かっていた赤いタレをこっそりまぶして焼くと、ますますおいしい!
いきなり訪れた日本人に驚いたであろう店員のお兄さん、閉店間際までご親切にどうもありがとう! 次回は、他のみなさんが頼んでいた鍋料理に挑戦しますよ〜!
そうそう、ローカルなお店の見分け方は、床にモノを捨てているかどうかという点。飲み終わったビール瓶や空き缶、タバコの吸い殻や空き箱などまを、お客さんが床に捨てるシステムです。
初めはビックリしましたが、店員さんの仕事を見ていると納得。お客さんが帰ってから、床やテーブルをキレイに掃除して、次のお客さん用にセッティングをするのです。お皿も空いたらすぐに下げないので、明瞭会計。日本とは違う考え方だけれど、いろいろと合理的。
それにしても、お店の床にタバコの吸い殻を捨てるのは、かなりの勇気が必要です。かといって灰皿はないし、店員さんが「床に捨てるんですよ」とジェスチャーしてくれるので、ポイ捨てしかないのですけどね。
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Quán Lẩu Dê Mum
営業時間:8:00〜22:00
住所:Khu 1, Phú Quốc, tỉnh Kiên Giang
最後は麺類でシメよう、と通りかかったフォー屋さんへ。このお店も評判がいいそうです。
評判どおり、麺やスープ、薄切りの牛肉がおいしい! お好みで入れるライムや唐辛子、大皿に入ったワイルドな3種類のハーブを出してくれます。
このハーブたち、見た目はワイルドだけど、入れると風味が豊かになります。手でとって、ちぎって入れるのが吉。箸でつまむと、残りのハーブに触れてしまいます(おそらく他のお客さんにも出すやつ)。
ここでのベトナム語講座は「牛=ボー(bò)」、「牛肉のフォー=フォー・ボー(Phở bò)」。
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Pho Sai Gon
営業時間:7:00〜23:00
Đường 30 Tháng 4, Khu 1, Phu Quoc District, tỉnh Kiên Giang, ベトナム
今回行けなかったワンタン麺屋さんもご紹介。ここもおいしいそうです。確かに地元のお客さんでにぎわっていました。次回こそ!
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Cafe with Wonton Ravioli Noodle Soup
営業時間:17:00〜21:00
住所:Đường 30 Tháng 4, TT. Dương Đông, Phú Quốc, tỉnh Kiên Giang, ベトナム
最後の最後に、ヤギ肉料理屋さんの後日談をば。実はこの「Quán Lẩu Dê Mum」さん、オットの本命店ではなかったそうなのです。
帰国後に私が「あのマム(今回行った店名を勝手に略す)、おいしかったね〜」と余韻に浸っていると、オットより告白が。
「実はね、本当に行きたかったお店と、Googleマップの写真が違う……」
えぇー、このタイミングで!? しかもションボリしてる!
出発前にGoogleマップで現実逃避していたオット、本命店のキーワードを
①ヤギはベトナム語で「イェー(Dê)」
②店名に「Dê」があるレストラン
③ナイトマーケットから東に進めば見つかる
とだけ覚えていたそうなのです。
そして現地で改めてGoogleマップを開いたら、本命店の手前にマム(Quán Lẩu Dê Mum)があったそうなのです。うん、たしかにマムの店名にも「Dê」は入っています。
……オットよ。いつもメモをとらない記憶力はすばらしいけど、大雑把すぎないかね???
でもローカルなお店を満喫できたので、結果は超オーライ!
ちなみに本命店は、もう少し観光客向けの雰囲気だそうです。
いや、少しどころではありません。Googleマップに写真がめっちゃ載ってる! 対するマム(Quán Lẩu Dê Mum)は2枚だけだぞ!
実際に見た雰囲気で選んだ自分たちを、改めて誉め称えたのでした。結局、最後に信じたほうがいいのは自分の勘です(←違)
- 本命店:DÊ NGON - DƯƠNG ĐÔNG(Dê Ngon 2)
営業時間:10:00〜0:00
住所:06 Đường Phan Đình Phùng, TT. Dương Đông, Phú Quốc, tỉnh Kiên Giang, ベトナム