2019年 フーコック 2日目 ①朝食・朝市・昼食編
2019年3月8日(金)
フーコック:快晴
滞在先:ノック チャウ ホテル(英語:Ngoc Chau Hotel/ベトナム語:Khách Sạn Ngọc Châu)
朝7:00に起床。今日もフーコックはいいお天気です。日陰でもTシャツ1枚でちょうどいいくらい。
起きてすぐに朝食ビュッフェへ。ビュッフェの時間は、たしか6:00〜9:30。
食堂は、目の前の海を一望できる6階にあります。椅子の席とソファの席があって、好きなほうを選べるのも楽しい!
メニューが予想以上にバラエティに富んでいます。宿泊費が安いので、実はあまり期待していなかったのです(ノックチャウのみなさま、ごめんなさい!)
主食はパン5〜6種類、おこわ、お粥。おこわやお粥のトッピングに、漬け物や砕いたナッツなど。
おかずはサラダバー、鶏や牛の肉料理、火を通した野菜料理、焼きそば、ゆで卵、カレー風味のシチューなど。
ドリンクバーにはコーヒー、牛乳、オレンジジュース、ミネラルウォーター。コーヒーサーバーの横には、コンデンスミルク(練乳)もあります。
出発前に「朝食ビュッフェではコーヒーだけ飲んで、朝ご飯は外に食べに行こうね。せっかくの中心部だしね〜」なんて言っていましたが、とうぜん予定を変更。目が覚めたばかりなのに、サラダ、ゆで卵、焼きそば、おこわ&カレー風味のシチューをいただきました。しまった、調子に乗りすぎた……。満腹。
オットはミニフランスパンとサラダバーで、バインミー(Bánh Mì)を作っていました。このミニフランスパン、今回食べたパンの中で一番おいしかったそうです。くぅー、パンに到達できなかった!
屋外にある喫煙OKのテーブル席では、アメリカ・ミシガン州からいらしたおじさまがコーヒーを飲んでいました。娘さんの大学卒業のお祝いに、家族で来たそうです。「昨日は娘と一緒に、バイクで島の北のほうに行ったよ〜」と言っていました。暗黙の交通ルールが多いベトナムでバイク!
チャレンジャーなおじさまは、オットにベトナムのタバコを勧めてくれました。軽くて素朴な味だったそうです。対するオットはハイライト。ヘビーなタバコを吸っています。お礼に差し出した日本の重たいタバコには、笑いながら手をつけませんでした。私も8mgだしな……。
部屋に戻って、ホテルを移動するための荷支度。チェックアウトは12:00、次の宿の送迎車が来てくれるのは13:00。近所をのんびり散策したいので、先にチェックアウトすることにしたのです。
レセプション(フロント)で滞在費のお会計を済ませて、チェックアウト。スーツケースは送迎車が来るまで預かってもらうことに。オットが出発前に、メールで荷物の預かりをお願いしてくれていました。ありがとう、レセプションのお姉さん!そしてオット!
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ノック チャウ ホテル
(英語:Ngoc Chau Hotel/ベトナム語:Khách Sạn Ngọc Châu)
公式サイト:http://ngocchauhotels.com/
身軽になった私たちは、ナイトマーケットの川向こうにある朝市へ。「Day Market」として知られているようです。
静まり返っているナイトマーケットの中を通り、ドゥオン・ドン川(Duong Dong River)にかかる橋を渡ったところの階段を降りれば、もう朝市の入り口です。
橋のふもとには、さっそく肉屋さん。さばかれた豚肉が、むき出しで売られています。冷蔵庫なし!
私たちが訪れた時間帯は10:00頃。観光客はちらほら。地元の方々のバイクでごった返しています。
こんな細い道にも、バイクがたくさんでビックリ。しかも何かを買うとき、バイクから降りません。店の前に停めて、大声で店員さんとやり取りしています。行き交うバイクは、クラクションをプープー鳴らします。
さらには、道の真ん中で魚を売り始めるおばちゃんも! もちろんそこにもバイクで立ち止まるのですから、もうカオスの一言に尽きます。おばちゃん、さすがに他のお店の人に怒られていましたけどね。それでも悪びれないところが好きだなぁ。
そんなカオスの中をスタスタ進んでいけるオットと、歩くのに必死な私。二人の間に会話はほとんどなし。どうやって歩けばいいのか、まったくわからないよ〜。暗黙の交通ルールは、今回も習得できずに終わりそうだ……。
お店の並び方は、川側が魚屋さん、反対側が八百屋さん、と大まかに決まっているようです。あちこちに水たまりがあるので、底のしっかりした靴を履いていくことをおすすめします。
私たちは魚屋さん側を歩きました。意外なことに、あまり生臭くありませんでした。日本の魚市場のほうが生臭いなぁと感じる程度。
シメた魚は氷の上に置かれ、活魚は水槽の中、貝類はタライに入って売られています。タライにはホースが突っ込んであって、常に水を流しています。雑然としているけれど、けっこう清潔なんですよね。ハエもほとんど見かけなかったし。
店先には、小魚をさばいている店員さんの姿も。さばかれた小魚は、ザルに規則正しく並んでいます。小さなイカもザルにキレイに並んでいました。小魚の売り方は、日本のほうが大雑把かも。
豆腐屋さんと思しきお店には、豆腐や厚揚げっぽいものがありました。乾物屋さんには干しエビ、貝柱、日本でもおなじみのイカなど。ショーケースなんて、どのお店にもありません。ザルに盛られていたり、吊るされていたり、全部野ざらし。
キョロキョロしながら歩いていると、オットが干しエビの前で立ち止まっています。日本では手を出せないお値段の干しエビが、なんと1kgあたり40kドン(約200円)! しかもザルに山盛りになっています。
大中小のサイズのうち「中」を選択。1kg単位で買うのが基本ですが、私が250gと提案。1kgも買ったら、ほかのお土産がスーツケースに入らなくなるよ……。
渋々了承する店員さんとオット。おばさま、無理を言ってごめんなさい。どうもありがとう!
果物も1kg単位で買うのが基本のようです。お値段もかなり安そう。マンゴー、ランブータン、バナナ、ドラゴンフルーツ、ドリアンなど南国のフルーツばかり!
日本のみかんのようなオレンジもありました。種が多くて酸っぱめで、日本ではもう食べられないみかんの味がします。今の日本のみかんは、甘くて水っぽいですから……。
でも生ものは、残念ながら日本側が持ち込み禁止です(ベトナム側は持ち出しOK)。お土産にできたらいいのになぁ……。
あまりの喧噪とバイクの量に疲れてしまい、途中で引き返すことに。
朝市をすべて見ることはできませんでしたが、ローカルなフーコックを目の当たりにできて満足。 オットも干しエビをゲットできて大満足!
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朝市(Day Market)
住所:49 Đường Ngô Quyền, Khu Phố 4, Phú Quốc, tỉnh Kiên Giang, ベトナム
ナイトマーケットまで戻り、カフェでひと休み。ほとんどのお店が半屋外。喫煙OKなのがうれしいです。
ベトナムのコーヒーに入れるミルクは、練乳と思っておいたほうがいいです。牛乳は使いません。レストランなどで「ミルクをほしい」と英語で伝えると、店員さんがコンデンスミルクを持ってきてくれることが多々あります。「Fresh Milk」と言えば、牛乳をもらえるのでしょうか? まだ試したことはありません……。
お昼ごはんは、ノックチャウホテル沿いにある小さなレストランへ。ガラス越しに見える1階の客席は、ローカル度が高め。狭い空間にプラスチック製の椅子がたくさん並んでいます。店員さんが声をかけてくれて入ってみると、通された2階の客席は広くて半屋外! 海を眺められて気持ちのいい空間です。
メニューはベトナムのつけ麺「ブン・チャー(Bún chả)」の一択。ブン(Bún)は、そうめんに似た形状の米粉の麺です。具材は揚げ春巻き、きゅうり、なます、ハーブ2〜3種類。このお店では、ワンプレート(ワン丼)で出てきました。つけダレがついてくるお店もあるようですが、ここは卓上のソースをかけて食べるタイプのようです。
揚げ春巻きはおいしかったけれど、その他は可もなく不可もない味でした。オットは少し残念だった模様。私は景色がよかったからOK!
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ブン・チャーを食べたレストラン
店名を失念。Googleマップでわからなかったので、場所の目安だけ記録。
2019年 フーコック 1日目 ④両替・お土産・夕食編
2019年3月7日(木)
日本:雨/ベトナム:快晴
さて、お待ちかねの夕食! その前に日本円をベトナムドンに両替しないといけません。
というのも、日本国内での両替はレートがあまりよくないので、必要最低限(1万円分)しか両替してこなかったのです。現地で使う大半のお金は、現地で両替しようという作戦。
オットの選んだお店は、フーコックで日本人が経営するお土産屋さん「KING MART」。事前に調べてくれたところ、ナイトマーケットにいくつか店舗があり、レートもかなりいいとのこと。
そのうちのひとつ、555 KING MARTに行くことにしました。ダウンジャケットからノースリーブに着替え、スノーブーツからビーチサンダルに履き替え、しばしおさんぽ。
しかし555 KING MARTがなかなか見つからない! 公式と思しきサイトで住所を確認して、Googleマップにコピペしたにもかかわらず、です。
Googleマップ先生が示すところは民家のひとつ。「ナイトマーケットから続く道を、川沿いにずんずん進め」と言っています。たしかにナイトマーケットから続く道ですが、いきなり街灯がなくなり、暗くて細い道。
家の前でくつろいでいる地元の方々にはじーっと見られるし、民家のワンちゃんたちには盛大に吠えられるし、どう考えても私たちは異邦人。
ここはおそらく住宅街です(いや絶対に)。住んでいる方々のご迷惑になりますし、入っていくのはやめましょう。会話は交わしませんでしたが、なんとなく不穏な空気を感じました。もしかしたら、私たちのような観光客が迷い込んで、いつも嫌な思いをされているのかもしれません。ごめんなさい。。
ちょっとこわくなりながら引き返して、住宅街の入り口にあるカフェで検索しなおすことに。腹ペコの胃にしみわたるシントー(スムージー)のおいしさよ……。川に面していて、昼間はとても気持ちよさそう。ちょっと礒っぽいにおいがしたけど。
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HẺM coffee & tea
営業時間:24時間
住所:81c Đường Bạch Đằng, TT. Dương Đông, Phú Quốc, tỉnh Kiên Giang, ベトナム
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私たちが異邦人になった地図はこちら(ご参考まで)↓
(「555 KING MART」公式サイトより/2019年3月16日現在)
https://goo.gl/maps/HEtWaRL9fZ92
ナイトマーケットの中心部に戻って、昨年カシューナッツとコーヒーを買ったお店へ。ちゃっかりナッツを買うマルヨ。「お土産を買い始めたら、お金がなくなっちゃうよ!」と焦り始めるオット。
お店のお姉さんに「555 KING MART」の道を聞くと、なんとナイトマーケットの中にあるようです。お互いに片言の英語だったので再び徘徊。なんと思いがけないところに目的地が出現!
えぇー、ここだったの! よく見ていたのに、何度も通り過ぎていたよ……。
Googleマップには、住所のコピペをおすすめします。くれぐれも地図のリンクなどは使わぬよう……。
肝心の両替は、レジ係の男性がやってくれました。長い道のりだったよ……。
オーナーさんのブログにあるとおり、1円(JPY)=204ドン(VND)のレート。しかも、こちらが「日本円を両替してほしい」と英語で伝えると、片言の日本語でレートを教えてくれました。
どうもありがとう、お兄さん!そしてKING MART!
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555 KING MART(公式サイト)
https://555-king-mart.business.site/
営業時間:8:00〜23:00
住所:108 bạch đằng, phú quốc, Kien Giang Province, ベトナム
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KING MARTオーナー・山本ナオヤさんのサイト
【ベトナム最高両替レート保証】フーコックで外貨を両替したいならKING MARTへ
ようやく滞在費をゲットした私たち。せっかくなので、555 KING MARTでおみやげを物色。
国内出張でいつも肝に銘じているのが、おみやげは初日に買うことです。なにか見つけたときに「●●さんが喜びそう! でも買うのは別の日でもいいかな…」などと先延ばしにすると、手に入りにくくなるフシギ。いや、時間に余裕を持ちましょう、というハナシ? 出会う人とおみやげは一期一会、というのが持論です。
さて、555 KING MARTの品揃えですが、ベトナムの主なおみやげ品は、たいがい買うことができます。昨年あちこち(ハノイ、フーコック)で買ったおみやげが、すべてある! お値段の感覚は日本のコンビニくらいかな? 地元のお店のほうが少し安いですが、歩き回る手間や時間のロスを考えると、お得だと思います。
食品はインスタント麺、おつまみ、スナック菓子、チョコレート、コーヒー、お茶などなど。雑貨はバッチャン焼きの陶器、ココナッツボウル、衣類などなど。種類が豊富で、目移りしちゃいます。そしてチョイスのセンスがすばらしい!
買ったものにはすべて、ベトナム語と英語の両方が表記されていました。これ、けっこう大事。もらったおみやげの商品説明って、読みたいですよね。
そのほか、滞在中にうれしいビールやミネラルウォーター、ちょっとした日用品もあります。とくに日用品は、日本のコンビニ以上の品揃え。「洗顔料忘れた!」や「日焼け止め忘れた!」も、ここに来れば一挙解決。
私たちは虫刺されの薬を忘れた(!)ので、スタッフのお兄さんに見繕ってもらいました。英語が通じて助かりました。
でもそのお兄さん、そもそも虫刺されの薬をあまり使わないようです。ほかのスタッフさんに相談しながら探してくれています。ベトナムの方は、虫の嫌いなハーブをよく食べるおかげで、刺されることがあまりないのでしょうか?
いよいよ夕飯。腹ペコの体で目指すはヤギ肉料理屋「Quán Lẩu Dê Mum」!
ベトナムでは、ヤギを焼肉や鍋料理で食べるそうです。日々の仕事の現実逃避(失敬)でGoogleマップを見ながら、ベトナムに想いをはせていたオット。もちろん、フーコックのヤギ肉料理屋さんもリサーチ済み。
ナイトマーケットを出て、Googleマップを頼りに歩くこと約10分。「え、この通りを曲がるの?」という細い道沿いにあります。しかも大通りの角から見えるのは、コンクリートの高い壁だけ。さっきの「住宅街侵入事件」が脳裏をよぎる……。
おそるおそる角を曲がり、コンクリート沿いに進むと、入り口の看板には確かに「Quán Lẩu Dê Mum」と書かれています。半屋外の店内をのぞけば、地元のお客さんたちが3〜4組、鍋料理を食べています。えいっ! 入るぞ!
店員の若いお兄さんは、満面の笑みで接してくれました。でもたぶん、日本人の来店にビックリしたと思います……。そのくらいローカル度は高め。
まずはヤギのおっぱい肉とサイゴンスペシャル(ビール)を注文。ヤギ肉ビギナーのため、焼きスタイルを選びました。万が一口に合わなくても、焼肉だったら完食できるはず。
おっぱい肉は、オクラと一緒に赤いタレに浸かっています。焼くとサクサクした食感で、クセがほとんどありません。肉のつけ合わせには、別皿でハーブやきゅうり、パイナップル、バナナなどを出してくれます。この旅行では、野菜不足にならなさそうでうれしい……。
小皿に入った黄色っぽいタレは、日本にはない味ですが、とてもおいしかったです。見た目どおり辛くなくてミルキー。
ここでのベトナム語講座は「ヤギ=イェー(Dê)」、「ヤギのおっぱい肉=ヴー・イェー(Vú Dê)」。
でも、食べやすいと見聞きしたおっぱい肉だけじゃ、ヤギ肉を食べたことにならん! ということで、お次は生肉。
先ほどと同じく、別皿で大量のハーブやきゅうり、パイナップル、バナナたちがついてきます。このパイナップルとバナナ、熟していなくて、お肉との相性がとてもいい! オットはバナナがお気に入り。私はきゅうりがお気に入り、選択が無難すぎる。。。
こちらも黄色っぽいつけダレでいただきました。硬いけどおいしい! ラム肉とは違うケモノの匂いがしますが、クセはラム肉ほど強くありません。2口目から慣れました。おっぱい肉の浸かっていた赤いタレをこっそりまぶして焼くと、ますますおいしい!
いきなり訪れた日本人に驚いたであろう店員のお兄さん、閉店間際までご親切にどうもありがとう! 次回は、他のみなさんが頼んでいた鍋料理に挑戦しますよ〜!
そうそう、ローカルなお店の見分け方は、床にモノを捨てているかどうかという点。飲み終わったビール瓶や空き缶、タバコの吸い殻や空き箱などまを、お客さんが床に捨てるシステムです。
初めはビックリしましたが、店員さんの仕事を見ていると納得。お客さんが帰ってから、床やテーブルをキレイに掃除して、次のお客さん用にセッティングをするのです。お皿も空いたらすぐに下げないので、明瞭会計。日本とは違う考え方だけれど、いろいろと合理的。
それにしても、お店の床にタバコの吸い殻を捨てるのは、かなりの勇気が必要です。かといって灰皿はないし、店員さんが「床に捨てるんですよ」とジェスチャーしてくれるので、ポイ捨てしかないのですけどね。
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Quán Lẩu Dê Mum
営業時間:8:00〜22:00
住所:Khu 1, Phú Quốc, tỉnh Kiên Giang
最後は麺類でシメよう、と通りかかったフォー屋さんへ。このお店も評判がいいそうです。
評判どおり、麺やスープ、薄切りの牛肉がおいしい! お好みで入れるライムや唐辛子、大皿に入ったワイルドな3種類のハーブを出してくれます。
このハーブたち、見た目はワイルドだけど、入れると風味が豊かになります。手でとって、ちぎって入れるのが吉。箸でつまむと、残りのハーブに触れてしまいます(おそらく他のお客さんにも出すやつ)。
ここでのベトナム語講座は「牛=ボー(bò)」、「牛肉のフォー=フォー・ボー(Phở bò)」。
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Pho Sai Gon
営業時間:7:00〜23:00
Đường 30 Tháng 4, Khu 1, Phu Quoc District, tỉnh Kiên Giang, ベトナム
今回行けなかったワンタン麺屋さんもご紹介。ここもおいしいそうです。確かに地元のお客さんでにぎわっていました。次回こそ!
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Cafe with Wonton Ravioli Noodle Soup
営業時間:17:00〜21:00
住所:Đường 30 Tháng 4, TT. Dương Đông, Phú Quốc, tỉnh Kiên Giang, ベトナム
最後の最後に、ヤギ肉料理屋さんの後日談をば。実はこの「Quán Lẩu Dê Mum」さん、オットの本命店ではなかったそうなのです。
帰国後に私が「あのマム(今回行った店名を勝手に略す)、おいしかったね〜」と余韻に浸っていると、オットより告白が。
「実はね、本当に行きたかったお店と、Googleマップの写真が違う……」
えぇー、このタイミングで!? しかもションボリしてる!
出発前にGoogleマップで現実逃避していたオット、本命店のキーワードを
①ヤギはベトナム語で「イェー(Dê)」
②店名に「Dê」があるレストラン
③ナイトマーケットから東に進めば見つかる
とだけ覚えていたそうなのです。
そして現地で改めてGoogleマップを開いたら、本命店の手前にマム(Quán Lẩu Dê Mum)があったそうなのです。うん、たしかにマムの店名にも「Dê」は入っています。
……オットよ。いつもメモをとらない記憶力はすばらしいけど、大雑把すぎないかね???
でもローカルなお店を満喫できたので、結果は超オーライ!
ちなみに本命店は、もう少し観光客向けの雰囲気だそうです。
いや、少しどころではありません。Googleマップに写真がめっちゃ載ってる! 対するマム(Quán Lẩu Dê Mum)は2枚だけだぞ!
実際に見た雰囲気で選んだ自分たちを、改めて誉め称えたのでした。結局、最後に信じたほうがいいのは自分の勘です(←違)
- 本命店:DÊ NGON - DƯƠNG ĐÔNG(Dê Ngon 2)
営業時間:10:00〜0:00
住所:06 Đường Phan Đình Phùng, TT. Dương Đông, Phú Quốc, tỉnh Kiên Giang, ベトナム
2019年 フーコック 1日目 ③ホテル編
2019年3月7日(木)
日本:雨/ベトナム:快晴
1日目の③にして、ようやくホテルの送迎車と落ち合います。出発前にメールで、空港でのピックアップを頼んだ私たち。ホテルの名前とオットの氏名が書かれた紙を持っている、現地の運転手さんを探します。
このシステムはとても便利だけど、けっこうアバウト。こちらが紙を見つけて手を振ると、運転手さんはパスポートやホテルのメールを確認することなく、「Oh! Yeah!!」的な表情でスーツケースと私たちを車に乗せてくれます。心配性の私は、ホテル到着までちょっと心配なドライブ。
無事にホテルに着き、チェックインの手続き。私たちが選んだのはノック チャウ ホテル(Ngoc Chau Hotel)。1日目は半日だけなので、中心部の宿を選びました。
ノック チャウ ホテル
英語:Ngoc Chau Hotel
ベトナム語:Khách Sạn Ngọc Châu
公式サイト:http://ngocchauhotels.com/
身分証明として、チェックインからチェックアウトまで、レセプション(フロント)にパスポートを預けるシステムです。宿泊費のお支払いは、チェックアウトのときに一括払い。朝食が予想以上に豪華で感動しました。パン、おこわ、おかずの数々。どれもおいしい!
喫煙について訪ねると、室内は全面禁煙。でも部屋のテーブルに灰皿があって、「タバコを吸うときは、半屋外の廊下でどうぞ」とニコリ。
さっそくタバコ休憩。風が少し強くて、タバコの灰が廊下にばんばん舞っていくけど、そこはおとがめなし。こういうゆるーい感じがいいんだよなぁ。ゆるい分、こちらも丁寧に対応しよう、と身が引き締まります。
Booking.com
Trip Advisor
2019年 フーコック 1日目 ②モバイルWi-Fi編
2019年3月7日(木)
日本:雨/ベトナム:快晴
入国審査などに手こずった私たちが、現地でまずやったことはWi-Fiの設定です。地元の方とのやり取りに必要不可欠なGoogleマップや翻訳アプリを使えるようにする作戦。
ご参考までに、モバイルWi-Fiのルーターをレンタルした会社は「ベトナムDATA(株式会社グローバルモバイル)」。昨年ハノイ、フーコック、ホーチミンで問題なく使えたし、料金もお手頃です。通信速度は、日本国内のWi-Fiと同じくらいサクサク。
ベトナムの国内線(上空)では3Gになってほとんど使えませんが、ルーター本体から少々離れても繋がるので便利。後述する「タグチェック事件」のとき、オットは私の持つルーターから50mほど離れていました。それでも問題なく繋がっていたそうです。
スマホやタブレットの設定はとても簡単です。ルーター本体の電源をオンにして、スマホやタブレットに出てくるSSID名を選択し、パスワードを入力するだけ。パスワードも設定しやすい桁数でした。
スマホ側のWi-Fi接続方法を知っていれば、説明書を取り出す必要はありません。しかも親切なことに、接続に必要なSSID名とパスワードが、ルーター本体のシールに大きめの字で貼ってあります。
また、出発前に日本で設定して、現地で自動接続することも可能です(実際にWi-Fiを接続できるのはベトナム国内のみ)。出発前に設定をうっかり忘れていた私たちは、入国審査に並んでいる間にスマホとiPadを設定できました。片手間で、所要時間は1分くらいだったと思います。
ルーター発送時に、わかりやすい説明書をつけてくれるので、Wi-Fiのことをよく知らなくても安心して使えました。というわけで、私たちはベトナムDATA推しです(関係者ではありません…笑)
ベトナムデータ(株式会社グローバルモバイル)
https://www.gmobile.biz/vietnam/
さてさて、通信関連の旅行記の続きをば。なんとかフーコック空港に降り立ちました。私は預け荷物の受け取りを担当、オットは先に外へ出てタバコ休憩。
預け荷物を受け取って一安心していると、なんとオットから私の携帯に国際電話(!)。預け荷物のタグの控えが、オットの搭乗券にまとめて貼られていたのです。
うっかり身一つで出てしまったオットは、空港の建物の中に戻ろうとしたそうですが、係員に止められて入れず。スーツケースを2つ持った私は、出口で立ち往生。
私が係員に英語で事情を説明すると「ここ(出口)にスーツケースを置いて、オットの搭乗券を取りに行きなさい」とのジェスチャー。オットから搭乗券をゲットし、なんとかタグチェックを通過できたのでした。
注意点①:空港を出るときのタグチェックを忘れないこと
注意点②:何かある場合は、SkypeやFacebookのメッセンジャーでやり取りすること
電話やCメールだと、自動的に国際電話の通話料がかかる
お役立ち情報:ベトナムデータ(株式会社グローバルモバイル)
料金などは、2019年3月16日現在の情報です。
レンタルの概要
- 料金:1日あたり690円(宅配送料:往復無料)
- 支払い方法:クレジットカード決済
- 受取り方法(注文時に選択):出発約2日前に自宅など指定の場所に配送、または当日空港の窓口で受け取り
- 受取り可能な空港:成田・羽田・中部・関西の各空港
- 返却方法:同梱のレターパックライトで返送(帰国日翌日までの消印/それ以降は延滞金が発生)
- 延滞金:1日あたり本体690円/予備バッテリー100円
スペック
- データ使用量:無制限
- 通信規格:4Gまたは3G対応
- 通信速度:下り最大100Mbps
- 通信会社:ベトナムの大手2社「Vinaphone」または「Viettel」
- 連続通信時間:最大約10時間
- 接続台数:最大10台
- サイズ/重さ:58×96.8×17.3mm/約112g
同梱物
- 充電用アダプター
- USBケーブル
- 返送用レターパックライト
- 登録書/マニュアル(返却不要)
有料オプション
- 安心補償:1日あたり200円
ルーター本体や充電器の紛失、盗難などにおけるペナルティー料金を全額カバー。ただしポケトークは補償対象外。
- 予備バッテリー:1日あたり100円
返却されたものを随時レンタルに出すそうです。事前に充電が必要とありますが、今回はフル充電されていました。ラッキー!
- POCKETALK(ポケトーク)W:1日あたり580円
https://www.gmobile.biz/pocketalk/
音声翻訳機。日本語をベトナム語に翻訳してくれます。昨年使ってみたところ、残念ながら地元のおじちゃんやおばちゃんには、ことごとく通じませんでした。フーコックでは、方言だけを話す方が多いのかな?
2019年 フーコック 1日目 ①入国&乗り換え編
2019年3月7日(木)
日本:雨/ベトナム:快晴
今回は乗り換え(トランジット)に初挑戦! ホーチミン(タンソンニャット国際空港)を経由して、フーコックまで一気に向かいます。パックツアーではない上、乗り換え初心者。
それにもかかわらず、飛行機を予約するとき「乗り換え時間は2時間で大丈夫だよね〜。国内線だしね」と話していました。
結果、乗り換え時間は30分ほど足りませんでした。なんと国内線(ホーチミン⇒フーコック)の搭乗案内に遅刻。飛行機が待っていてくれて、本当によかったです。。
慣れている方であれば、入国審査や国内線ターミナル(T1)への移動、国内線のセキュリティチェックもスムーズで、2時間がベストかもしれません。
私たちのフライトスケジュールをご紹介。
敗因①:乗り換え空港で、預け荷物を受け取った
成田空港でチェックインしたとき、「スルーチェックイン」が適用されませんでした。そのためタンソンニャット国際空港で、預け荷物(スーツケース2つ)を受け取ることになったのです。たいした手間ではないのですが、時間がかかる要因にはなります。。
●ベトナム航空「スルーチェックイン」
このページの「F」に該当すると思い、成田で預けた荷物は、フーコック(最終地点)で受け取れるものと思っていました。成田空港での手続きがよくなかったのでしょうか? どなたかご存じでしたら、ぜひ教えてくださいませ。。
敗因②:入国審査の場所にちょっと悩んだ
国内線への乗り換えが必要な私たち。みんなと同じ場所で入国審査を受けていいのか、しばらく悩んでしまいました。
結局、みんなと同じ場所でOKでした。でもウロウロしているうちに、入国者の行列はますます長くなったのでした。。
(備忘録:入国審査コーナーは1ヵ所だけ)
敗因③:入国審査に時間がかかった
入国審査のカウンターはたくさんありますが、どこもすごい行列! 飛行機を降りたみんなが足早になる理由を、ようやく理解しました。
そして審査自体も丁寧。乗り換えが控えている私たちにとっては、牛歩のように感じました。。
敗因④:ターミナル間の移動や、国内線のチェックインカウンターまでの道がよくわからなかった
空港の様子をよくご存じの方なら、ターミナル間の移動から国内線の搭乗手続き完了まで、約30分で終わると思います。
国際線ターミナル(T2)から国内線ターミナル(T1)まで、徒歩で約5分。国内線のチェックインカウンターも、5分あれば見つかると思います。そこまで混雑していなかったし、搭乗手続きは約15分で終わったでしょう。
でも私たちは約40分かかりました。通りかかった喫煙所で一服(!)している場合じゃありませんでした。
ターミナル間の移動中に迷ったり、道を聞いたりして約15分。やっと着いた国内線ターミナルで、ベトナム航空のチェックインカウンターを探すのに約10分。搭乗手続きをするのに約15分。
道を聞いたお兄さんに、英語が通じて本当に助かりました。お兄さん、地図まで書いてくださってありがとう!
敗因⑤:国内線のセキュリティチェック(保安検査)に時間がかかった
入国審査よりも長蛇の列! 並び始めてからセキュリティチェックを受けるまで、40〜50分かかりました。
ベトナムのセキュリティチェックは、日本より厳しいです。しかも乗客は、海外からの観光客がほとんど。注意を受けて再度ゲートをくぐる…という方がけっこういらっしゃいます。
並んでいるうちに、絶対に間に合わない時間になったので、「まぁ飛行機が待っていてくれるでしょう」と、根拠もなくヤケクソな気分になりました。。
ベトナムのすばらしい点:ターミナルを出るとき、預け荷物と搭乗券のタグチェックがある
ターミナルの出口にいる2〜3人の係員が、預け荷物と搭乗券のタグの番号を照合してくれます。照合してもらわないと、ターミナルの外に出られません。すばやい確認作業で、ここはなんと渋滞なし!
荷物の受け取りミスを防ぐための、とてもすばらしいルールだと思います。ぜひ羽田や成田でも採用してほしいです!
2019年 フーコック&ホーチミン 旅程
年に一度のごほうび=海外旅行! のほほん旅行記、2019年海外編です。
今回はフーコック満喫プラン。初日は、ナイトマーケットに歩いて行けるホテルに滞在。残りの4日間は、中心部から少し離れたリゾートにのんびり滞在。昨年よりも、さまざまな飲食店に行くことができました。
まずは今回の旅程をご紹介。詳しい旅行記は、日付の下のリンクをクリックしてくださいね(←鋭意更新中です!)
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1日目:2019年3月7日(木)
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入国&乗り換え編
移動:成田空港 ⇒ ホーチミン(タンソンニャット)国際空港 ⇒ フーコック国際空港
宿泊先:ノック チャウ ホテル(Ngoc Chau Hotel)
観光テーマ:KING MARTで両替/ヤギ肉を食べる
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2日目〜5日目:2019年3月8日(金)〜3月11日(月)
宿泊先:カミア リゾート&スパ(Camia Resort & Spa)
観光テーマ:宿でのんびり海水浴/周辺の飲食店を探索/タクシーで遠方へ
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6日目:2019年3月12日(火)
移動:フーコック国際空港 ⇒ タンソンニャット国際空港
観光テーマ:近場の飲食店で夕飯
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7日目:2019年3月13日(水)
移動:タンソンニャット国際空港 ⇒ 成田空港